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藩境のまちとは

まちの見どころ

木工発祥のまち 匠の技、暮らしの営みを
感じる宝箱のようなまち

福岡県の南西部、筑後川が有明海に流れ込む場所にあり、
「木工家具のまち」として有名な大川市の南部に、
小保・榎津藩境のまちなみがあります。
歩いて20分の小さなまちには、江戸期から昭和期の
町家、社寺、木工の工場などがおよそ
170軒あり、
昔ながらの風情が今もなお残っています。

中世に小保八幡神社の門前で開かれた「市」をきっかけに
生まれたと言われていますが、
海運の要所として、船大工や職人達が暮らす町として繁栄。
高度な木工技術を活かし、
水車、建具、戸棚、箱物、組子、彫刻などの
様々な木工製品がつくられるようになりました。
江戸時代には、まちの間を流れる江湖(水路)を境に、
西側の小保は柳河藩、
東側の榎津は久留米藩と、それぞれに港や番所が置かれ、
造船業や木工業に関わる人々や生活物資を商うお店などが
ひしめき合い、
活気のあるまちでした。

今はNPO法人小保・榎津藩境のまち保存会が
中心となって、
古いまちなみを守り継ごうと努力しています。
まちを歩くと、匠の技が活きる文化財や寺社、
家屋がたちならび、
建具屋さんから木材を加工する音が聞こえてきます。
古民家を利用したショップや飲食店も登場。
ガイド付きツアーを利用すると、
ここに暮らす人々とお話しながら、
現在に活きる匠の技を堪能することができますよ。

四季のまつり

イベント

4月 藩境まつり

物販・展示

歴史的建造物の土間で物品の販売や代々伝わるお宝の展示を行います。

5月 日吉神社例大祭

大祭に合わせて 船神輿を公開しています。

船御輿は安永3(1774)年に榎津の船大工が日吉神社に奉納したもので、福岡県指定有形民俗文化財に指定されています。

7月 天満宮大祭

榎津地区には町ごとに7社の天満宮があります。天満宮ごとにその町内の氏子により各種行事が引き継がれています。

10月 小保八幡宮大祭

境内には、天満宮、宮地嶽神社、祇園社、淡島宮、水天宮などの末社があります。

12月 年の瀬の行燈 除夜の鐘つき