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保存会の取り組み

小保・榎津 藩境のまち保存会とは

小保・榎津の古い町並みを大川市の
「おたから」として、
歴史的建造物を維持・保存・活用した
まちづくりを進め、
地域を元気にする活動を行っています。

大川木工業の発祥の地・小保・榎津には、170棟程度歴史的建造物が残っていると言われています。
2016年4月にNPO法人「小保・榎津 藩境のまち保存会」を設立し、維持・保存する活動に取り組んでいます。

1軒1軒歴史的建造物の所有者をお訪ねし、建物の現状や雨漏りなどの不具合を聞き取りする「町並み見守り隊」や、歴史的建造物を「たてものバンク」として管理し、普段から所有者と交流を重ねることで、歴史的建造物の不具合にスムーズに対応、空き家の大掃除や片付けなどを行い、次の所有者に引き継ぐ活動を行っています。
その他に、市所有の文化財施設「旧吉原家住宅」の管理を行い、おひな祭りなどの展示やコンサートなどイベントの開催、お箸つくりといった体験型ワークショップを実施しています。
また、このまちなみにお越しの方の駐車、休憩スペース「藩境のまち広場旧右傾所」の管理業務を行っています。

わたしたちの意志は「まちづくり宣言」に
明確に示しています。

小保・榎津 藩境のまちづくり宣言

このまちは

一、旧い家並みと彩りあふれる伝統のまち
一、歴史が薫る 柳河・久留米 藩境のまち
一、職人の暮らし息づく木工発祥のまち

小保・榎津地区では「藩境のまちづくり協定」の締結により、平成26年度「街なみ環境整備事業」が導入されました。
この事業によって、伝統的建築物の修理や伝統的町並みと調和した一般住宅等の修景を希望される住民の方は、国と市から「助成」を受けることが可能となりました。
助成制度の活用に関心のある方には事前相談を行っています。NPO法人小保・榎津藩境のまち保存会の事務局もしくは大川市都市計画課都市計画係にお気軽にご相談ください。

小保・榎津 藩境のまち保存会事務局
大川市大字榎津523番地
TEL / FAX 0944-87-0931
E-mail hanzakai@gmail.com

小保・榎津 藩境のまち保存会
これまでの歩み

NPOとしてのスタートは2016年からでしたが、
20年以上前から活動を行っています。

  • 2000年 4月

    第1回「肥後街道宿場を歩く」(現 藩境まつり)

    地元有志で実行委員会を構成した「肥後街道宿場を歩く」が始まりました。
    小保・榎津の町並みを歩きながら、旧家の軒先に出店される物品や展示された代々伝わるお宝をご覧いただく内容で、毎年委員会で検討したイベントも実施しました。なお、現在は体制を替え、「藩境まつり実行委員会」により行われています。

  • 2009年 11月

    藩境のまちを考える会設立

    「肥後街道宿場を歩く」により、町並み保存の機運が高まり、小保・榎津の町並みを後世に継承することを目的として、任意団体「藩境のまちづくりを考える会」が地元住民・祭りの実行委員・行政職員を中心に発足しました。同時に、町の将来像を描いた「藩境のまちづくり宣言」を採択しました。

  • 2011年 10月

    「藩境のまちづくり構想」策定

    今後のまちづくりの方向性を定めた「藩境のまちづくり構想」を策定し、構想実現のための活動体制を定め、まちづくりの実践が始まりました。

  • 2014年 10月

    「藩境のまちづくり協定」締結

    小保、榎津地区の一部地区、260世帯の住民と町並形成のルールを定めた「藩境まちづくり協定」を締結しました。
    国土交通省の街並み環境整備事業の導入が実現しました。

  • 2016年 4月

    NPO法人小保・榎津 藩境のまち保存会設立

    まちづくり団体として事業を円滑に進め、社会への貢献度を高めるため、特定非営利法人「小保・榎津 藩境のまち保存会」として新たなスタートを切りました。

  • その他の活動

    ・定例会(毎月第4水曜開催)
    会員全員を対象とし、主に勉強会・建物活用などのワークショップ・各班の活動報告などを行っています。
    ・運営会議(毎月第3水曜開催)
    各班長・担当市役所各課・事務局が参加し、班活動の内容や今後の運営について協議します。
    ・先進地視察、勉強会
    毎年、伝建地区などへ視察に行っています。